働くことより先に、ひとりになる感じが怖い日がある。
一般就労は、ひとりで耐える場所に見える
職場で分からないことがあったら誰に聞くのか。体調が悪い日はどう伝えるのか。休んだあと、どんな顔で戻ればいいのか。
そんなことを考えると、一般就労はひとりで耐える場所に見えてしまう。周りに迷惑をかけないように、普通に見えるように、全部自分で処理しなければいけない気がする。
本当は、働く場所にも相談の仕組みはあるのかもしれない。でも、今の支援の近さを知っているほど、その距離の違いが怖い。
支援が全部なくなるとは限らない
制度の話としては、働き始めたあとにも支援機関があります。ハローワーク、地域障害者職業センター、障害者就業・生活支援センター、ジョブコーチ支援など、名前だけなら聞いたことがある人もいるかもしれない。
ただ、ここで細かい制度説明を長くするより、『支援がゼロになるとは限らない』というところだけ置いておきたい。どこを使えるか、どうつながるかは人によって違うからです。
詳しく知りたいときは、就労アトラスの障害者雇用率2.7%の準備ガイドや支援員への相談スクリプトへ進めます。ジョブコーチや職場定着のためのサポートを制度面から整理した記事は、就労アトラスのジョブコーチと職場定着のためのサポートガイドにもあります。
残したい支援を先に書く
次へ進む前に、残したい支援を書いておく。体調が悪い日の連絡先。作業量が合わないときの相談先。欠勤後の戻り方。指示が分からないときの聞き方。生活リズムが崩れたときの相談先。
それは甘えのリストではない。働き続けるために、何が必要だったのかを見失わないためのリストだと思う。
困りごとを項目ごとに言葉にする作業そのものは、合理的配慮をお願いする前に、困りごとを言葉にするの整理がそのまま使えます。リストの一行一行が、次の場所での確認事項になります。
今の支援を全部持っていけるわけではないかもしれない。それでも、何が自分を支えていたかを知っておくと、次の場所で確認したいことが少し見える。
怖さを持ったまま、相談していい
障害者雇用に進みたい気持ちがあっても、支援が終わるのが怖い。その二つは矛盾していないと思う。
怖いから行けない、と決めなくてもいい。怖くないふりをして行く必要もない。『働き始めたあと、どんな支援につながれますか』と聞くところからでもいい。
一般就労へ行くべき、という話ではない。もし考える日が来たら、ひとりで耐える前提ではなく、支援をどう残すかから考えてもいい、という話です。
「支援がゼロになるとは限らない」の具体的なひとつとして、就労定着支援という制度を知った日の話は、働き始めたあとも、月1回だけ誰かに見てもらえる話に書きました。
場所そのものが消えるかもしれないニュースを受け取る側の話は、A型事業所の閉鎖ニュースを、通っている側でどう読むかにも書きました。